紫外線対策は、バッチリですか?

からだ屋本舗

2013年06月07日 16:30

 
紫外線は、私たちを老けさせる



紫外線を浴び続けることで体に現れる影響は

どれも私たちの老化をうながすものばかり。

とくにシミやシワなど、紫外線による肌の老化を「光老化」といい

いかに紫外線をカットするかが、見た目年齢の若さを保つカギ。

肌への影響以外にも、白内障や皮膚がんを招く原因のひとつと

考えられており春先の花粉のように、夏の紫外線にも徹底した

対策が必要です。


紫外線によるトラブル発生のメカニズム

●シミをつくる

紫外線を浴び続けることによって、メラニンをつくる

色素細胞の遺伝子に変異が生じメラニンを

過剰に作り出すため。

●シワをつくる

真皮まで届いた紫外線が、真皮にあるコラーゲンやエラスチン

といったハリや弾力に関わる繊維を小さく切ってしまう酵素

(コラゲナーゼ)を生成するため。


●髪がパサつく


紫外線にあたることで、髪のメラニン色素が変質して

赤茶けたり水分が失われたりするため。

●白内障の原因となる

紫外線は角膜を通過して水晶体で吸収されるが、その際

水晶体のたんぱく質に変化を起こし、濁らせてしまうため。

●全身の免疫力を低下させる

皮膚の免疫を担当するランゲルハンス

細胞のはたらきが、紫外線によって損なわれるため。

その結果、細菌やウイルスに感染しやすくなったり

体調を崩しやすくなったりする。

●皮膚がん発生の原因となる

紫外線が皮膚細胞に吸収され、遺伝子DNAを

傷つけてしまうため。



紫外線防止のコツ
 
日焼け止め以外にも、紫外線をカットする方法がいくつかある。

効率よく紫外線を防ぐコツをご紹介しましょう





★紫外線を通しにくい衣類の素材は?



おすすめは、ポリエステルと綿の混紡素材。

長袖で、襟のついたものを選べば、紫外線予防効果もアップ。

素材が同じであれば、生地の織り方が密なもの厚手のものの

方が効果的。

でも夏は暑いよー

またUVカットに加え、吸湿性、速乾性を備えた素材も

どんどんあるのでチェックしてみて!

また洗うだけで有効成分が生地に染み込み

UVカット効果を発揮するという洗剤も。



★日傘の持ち方でも紫外線カット率が違う


日傘は、紫外線防止の強い味方。黒以外の色の日傘でも

紫外線防止効果がある。ただし、横から届く空気中の

散乱紫外線や地面や壁を反射して届く紫外線を

防ぐことが難しいので日傘を差していても

手や顔などに日焼け止めを塗るのを忘れずに。

また日傘の布と肌が離れれば離れるほど紫外線カット率が

低下するといわれているので、日傘の柄を短く持って。

サンバイザーは便利だけど…。

理想はやっぱり麦わら帽子

「ちょっとそこまで…」というとき、さっとかぶれる便利な

サンバイザー。しかし、つばが前方にしかないので、顔の側面

や首の紫外線を避けることができない。野球帽も同じ理由で

紫外線を防止するという意味ではあまり効果が期待できない。

なるべくつばの広い帽子をかぶり、日光が直接顔に

当たらないようにしよう。



★目を守るサングラスで、目を傷めてしまう!?


ファッション性が高いサングラスだが、紫外線から大切な

目を守る効果が高く日常生活でこそ活躍させるべきもの。

ただ色の濃いサングラスをかけていると視界が暗く

なるため瞳孔が開き横からの散乱紫外線が入り込ん

でしまい結局は目を傷めてしまう。

水晶体にまで届くUV-Aをカットする「UVカット」

の表示があるもので薄い色のものを選ぼう。

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